KAMIYAMACHO of fuse-atelier

敷地は、東京近郊の一戸建てが広がる典型的な住宅地の一角に位置する。建物は限られた設計条件の中で、ピアニストである妻の音楽空間を可能な限り確保した若い夫婦の住宅である。建物外観は、コンクリートとガラスのフラットな面によるシンプルな箱型とアルミのキャノピーで構成されている。長さ９m×奥行５.４m×高さ６.３mのコンクリートの構造体は両面の大きな開口部全てをガラスのカーテンウォールとした。カーテンウォールは、乳白色ガラスを採用することにより、外部からの視線はほとんど気にならず、夜になるとそのガラスは均一な発光体となる。内部空間は両面のガラスからの拡散した光に満ちたシンプルな内観を創り出している。

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