MIZUE
この住宅は、東京都内の住宅地に建つ30代夫婦と子供2人の4人家族のための住宅である。建物全体のタテ空間を合理的に構成するための8つの床レベルとそれぞれ異なった天井高が設定された。床レベルのズレに対応するようなカーテンウォールの大きな開口部は、鉄骨のブレース構造によって可能となり、この建物の外観を特徴づけている。このカーテンウォールは、乳白色ガラスを採用することにより、周囲からの視線を切り、拡散光で常に明るい内部空間を創り出している。建物ヴォリュームへ立体的に挿入された外部空間(テラス)は、内部化された外部として、様々なスケールによる空間の繋がりが意外な視線の抜けを生みだすことになった。
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