群馬県立館林美術館
群馬県立館林美術館は、「自然と人間」をテーマとして、調和、共生、対峙など自然と人間の様々な関わりを表現した作品を収集する独自性を明確にした美術館である。建物は、公園の中に展示室が点在するように広い敷地に伸びやかに配置した。美術館全体は、建築とランドスケープが一体化するようにアースワーク(造形的盛土)で取り囲み、独立した風景を形成した新たな環境へと再構築した。多様なシークエンスを生み出す空間構成は、幅広い鑑賞者が楽しみながら優れた造形感覚に触れるという重要な機会を生み出す環境となった。そして、敷地全体が美術館を超えた新たな「心の豊かさ」を感じさせる“場”となることを目指した。
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